30年前の日本と世界

「公的介護保険」の創設を提唱

1994年12月13日、社会全体で高齢者を支え合う新たな仕組みとして、社会保険方式による「公的介護保険」を創設することを、厚生省の研究会がまとめた。提唱したのは大学教授ら10人で構成する高齢者介護・自立支援システム研究会(座長・大森彌東大教授)。厚生省は年明け早々にも老人保健福祉審議会に具体的な制度の在り方を諮問し、早ければ1997年度の導入を目指す方針だ。。
◆いま◆
1997年に介護保険法が制定され、2000年4月から施行された。スタートした時の要介護認定者は218万人、サービス利用者は149万人だったが、在宅サービスを受ける人が増え、2022年には要介護認定者が690万人、利用者が516万人と3倍になった。

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