大関貴乃花が横綱に昇進
1994年11月21日、大相撲の横綱審議委員会は日本相撲協会から諮問された大関貴乃花(花田光司、二子山部屋、22歳)の横綱昇進について「推薦」の答申を出した。これを受けて、日本相撲協会は来年初場所の番付編成会議と臨時理事会を開き、史上65人目となる「横綱貴乃花」を正式に誕生させる。貴乃花は秋場所に続き2場所連続で全勝優勝しており、審議は10分間で終了した。渡辺誠毅委員長は「国民が昇進を望んでいる」と述べた。
◆いま◆
貴乃花は2001年の5月場所で右ひざを痛め、フランスで手術を受けたが、1年以上「全休」を続けた末、2003年1月場所で引退を表明した。相撲部屋を継承したが、日本相撲協会と争い、2018年に理事を退職した。