1994年9月20日、オリックスのイチロー選手がロッテ戦の6回、この日3本目の安打を打ち、日本のプロ野球史上初めて200安打を超えた。愛工大名電高から入団して3年目の20歳。「プレッシャーはあったが、思い切り振ること、強い打球を打つことだけを心がけた」と語った。9回にも左前安打で出塁し、オリックスの逆転サヨナラ劇に貢献した。このシーズンの終了時の安打数は210本だった。
◆いま◆
2001年に渡米し、マリナーズ、ヤンキースなどのメジャーリーグで18年間活躍し、史上初めて10年連続で200安打を達成するなど数々の記録を塗り替えた。2019年3月20日の試合後に引退を発表。最後の打席は遊ゴロだった。