30年前の日本と世界

新進党、衆参両院の議員214人で発足

新生党、公明新党、日本新党などが集まった新進党は1994年12月10日、横浜市の横浜国際会議場で結党大会を開き、衆参両院議員214人を擁する政党が誕生した。自民党の295人に次ぐ規模で、200人を超える政党の結成は、1955年の保守合同以来。党首の海部俊樹元首相、幹事長の小沢一郎旧新生党代表幹事を承認した。政権交代をめざす野党の誕生は、新段階の政界再編の幕開けを告げるものになりそうだ。
◆いま◆
2年後の1996年の総選挙では自民、民主との三つ巴になった選挙区が多く、解散前議席に届かなかった。同年末、細川護熙、羽田孜氏ら離党が相次いだ。1997年12月、小沢一郎党首は分党と新党結成を宣言し、解党した。所属議員だった石破茂氏は総選挙前に離党し、自民党に復党した。

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