30年前の日本と世界

学校の土曜休み、月二回に増加へ

1994年10月6日、文部省は公立の小中高校の土曜休日について、翌年から現行の月1回を2回に増やす方針を固め、協力者会議(事務次官の私的検討機関)に諮問した。全国642校のモデル校で父母の3分の2が月2回の土曜日休日に賛成しており、協力者会議がゴーサインを出すのは確実な情勢だ。早ければ11月初めにも正式決定し、都道府県の教育委員会に通知する。日教組は「来春からの実施を期待する」としている。
◆いま◆
欧米からの「働きすぎ」批判を受けて、政府は1992年から公務員の週5日労働制を実施したが、学校は第二土曜だけを休日とした。1995年から月2回に増え、2002年から「完全週5日制」としたが、東京都教委などが条件付きで土曜日授業を認め、地域でバラツキがある。

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