30年前の日本と世界

大卒就職率が過去最低の70%

1994年11月5日、今春に卒業した4年制大学生の就職率が、前年を一気に5.7ポイントも下回って70.5%になったことが文部省の調査で分かった。就職率の低下は3年連続で、戦後の混乱が続いていた1950年を除いて過去最低だった。とくに女子学生の落ち込みは激しく、6人に1人は就職も大学院進学もしない「無業者」となった。文部省は「内定状況を見ると、来年の卒業者はさらに厳しい情勢」とみている。
◆いま◆
10月1日現在の就職率は低い数値になるが、半年後の4月1日現在で調べた就職率は30%前後高くなる傾向がある。秋から冬にかけて就職活動が激しくなるからだ。今年4月1日現在の大卒就職率は98.1%で、過去最高となった。

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