1994年8月31日、東京・芝浦のディスコ「ジュリアナ東京」が閉店した。倉庫を改造して開店してから3年。台の上に女性客が上がり、水着やTバックの過激な衣装で踊りまくる「お立ち台」は全国のディスコに広がった。周辺のマンションから「屋外階段が着替えに使われた」などの苦情が出始め、警察からも服装の注意を受けて「お立ち台」を撤去した。改装して大人向けをめざしたが、客は最盛期の1割に落ち込んでいた。
◆いま◆
ディスコを名乗る店は減り続け、代わりにカジュアルな服装で音楽や踊りを楽しむ「クラブ」や生演奏が売り物の「ライブハウス」が各地で広がっっている。